仕事のストレス、辛いですよね。「今日も会社行きたくないなぁ…」と思いながら会社に行くのは、あなたにいつ限界がきてもおかしくない状態です。限界が来る前に原因を見つけて、対処しておく必要があります。
そこで、ストレスの原因にどんな種類があるか、ストレス解消法は何が効果的かをまとめました。
ストレスの原因は何か?
ストレスとは、本来は外部からの刺激によっておこる緊張のことを言います。ストレスは必ずしも悪いもの言うのではありません。
出産、進学、昇進、晴れ舞台などの喜ばしい場面でも、ストレスは生じます。
しかしここで言うストレスは、仕事上のストレスや人間関係のストレス。無意識でも「嫌だな」と感じる悪いストレスは、解消できないと体調不良やうつの原因になってしまいます。
そんな仕事のストレスを、1つずつチェックしていきましょう。
ストレスを与えてくる人がいる
どこの会社や組織にも、ストレスを与えてくる人はいますよね。
激しく怒る人、ネチネチと口が悪い人、いつも誰かの悪口を言っている人。
私がとくに嫌いだったのは、人前でも大声で怒る人です。大勢の前で怒られると、公開処刑を受けている気分。その場に居たくなくなります。
自分には直接害がない人でも、人の悪口や文句ばかり言う人も嫌ですよね。
ネガティブなことばかり言われると、こっちもネガティブになってしまいます。
できるだけそういうストレスを与えてくる人からは離れたいのですが、仕事の付き合いだと難しいこともあるのが辛いところです。
仕事が嫌い
そもそも今の仕事が嫌い、という人も少なくはないでしょう。
嫌々やることは何もプラスになりませんよね。しかし仕事上、特にサラリーマンは嫌々でもやらなきゃいけない仕事がたくさん。
私は設計者でしたが、大半は雑務や調整業務で、設計している時間は2割くらいでした。8割は嫌々やっていたように思います。
また、家族を養うためやお金のために働いている人も多いです。仕事は嫌だが、辞めたら家族が困ってしまう、と頑張るパパもたくさんいます。
仕事と家庭のストレスで日に日にやせ細っていく人を何人も見たことがありますが、見ていて辛くなってしまうほど。
好きなことだけで食っていければいいですが、そう簡単にはいかないものですよね。
職場の環境が合わない
ストレスには精神的なものだけでなく、身体的なストレスもあります。1日中外で仕事したり、寒い場所や暑い場所で作業するのは楽ではありません。
私の友人は、仕事で寒暖差の激しい部屋に入らなければならず、体調を崩してしまいました。下はマイナス40℃、上は50℃というのを繰り返したら、常人なら耐えられなくなってしまいます。
私は以前、自動車工場のライン作業をやったことがあります。重い部品を1日中繰り返し持ち上げては決められた場所へセットする、という作業です。
これがとてもキツく、1ヶ月もたたないうちに指が動かなくなりました。
そもそも健康や安全第一の職場を目指すべきですが、理想と現実の差はなかなか縮まらないのが日本の現状です。
仕事量が多すぎる
次から次へと捌ききれない仕事を与えられると、余裕がなくなりますよね。
余裕がない状態ではミスも起きやすく、悪循環にはまってしまいます。
そのせいで自分を責めてしまうと、ストレスから抜け出せなくなり最悪うつになってしまいます。
上司に相談して仕事量を調整してもらえたらいいのですが、仕事上難しいこともありますよね。
仕事量が多すぎると、プライベートの時間がとれなくなったり休憩もろくにできなくなります。
そうなってしまうとストレス解消もできないので、とても危険な状態です。
仕事の責任が重くプレッシャーに感じる
仕事を長くやっていると、それに応じて責任も重くなっていきます。仕事の量も質も問われ、部下の指導もするようになるとストレスは増える一方。
逃げ出したくても、特に日本人は真面目なので、なんとかプレッシャーに打ち勝って進もうとします。
そのためプレッシャーに耐えきれず、ストレスを抱えてうつになってしまう中堅クラスや管理職も多いのです。
そして上司と部下に挟まれてストレスが爆発してしまう人も。
私の同僚でも、部下が失敗しては怒られ、部下から何かと文句を言われ、病んでしまう同僚がいました。
上層部に行けばいくほど、自分の管理も大切になってきますよね。
仕事のストレスを解消する方法
ストレスの原因を排除するのが1番手っ取り早いのですが、簡単にいかないこともありますよね。そんなときは、色んなストレス解消法を試してみましょう。
信頼できる人に相談する、話す
ストレスや悩みは、口に出して喋ることで解消効果があります。信頼できる人なら上司、同僚、家族など誰でもいいです。
アドバイスがなくても、ただ聞いてもらえるだけでスッキリすることも。
私はよく、仕事のストレスがあるときは仲のいい同僚に話をしていました。愚痴をこぼすことになるのですが、話し終わるとスッキリ、ということもしばしば。
また、カウンセラーに相談したこともあります。仕事がうまくできず、プレッシャーに押し潰されそうで限界なとき、カウンセラーの前で全てを打ち明けました。
カウンセラーは「それは辛かったんですね」と聞いてくれ、精神科の紹介状を書いてくれたレベルだったのですが…なんだか話したことでスッキリしたのです。
どうしても話す相手がいないという人は、紙に書き出してみましょう。気持ちを整理し前を向きたいときには効果的な手段です。
スポーツをしたり身体を動かす
身体を動かすと、ストレス解消効果に加えて免疫力を高める効果もあります。
これは私が食生活アドバイザーの勉強で学んだのですが、運動したり社交的な活動に参加することは「積極的休養法」といい、ただゴロゴロしているよりも休養する効果があるのです。
好きなスポーツがあればそれがおすすめですが、とくに無いという人はウォーキングするだけでも効果があります。
スポーツと少し違いますが、バッティングセンターやゴルフ打ちっ放しなど、瞬間的なパワーを使う行動もストレス解消にいいですよ!
運動によるリフレッシュ効果は約72時間といわれるため、3日に1回は簡単でもいいので運動することをおすすめします。
好きなものを食べる
自分の好きなものや、美味しいものを食べると幸福な気持ちになりますよね。美味しいものを食べているとき、あなたの脳内では快感・快楽をつかさどるホルモンが分泌されるのでストレス解消になります。
食べすぎは逆効果ですが、たまには栄養を気にせず好きなものを食べてストレス解消しましょう。
仲のいい友人や家族とおしゃべりをしながら美味しいものを食べたら、より効果が増しますね!
音楽や映画を鑑賞する
音楽や映画で癒された経験はありませんか?好きな音楽を聴いていると、理由はわからなくても心地よくなってきますよね。
また、映画はジャンルによって非日常の世界を体感できます。最近流行りの4Dなら、五感で映画を体感できてとくにおすすめ。
好きな音楽や映画で心地よい刺激を得ると、病みそうな心も興奮して元気になれるのです。
刺激という意味では、ミュージシャンのライブはすごい刺激です。私はBUMP OF CHICKENが大好きで以前よくライブに行きましたが、興奮と感動で嫌なことも全て忘れてしまいます。
家や仕事場を掃除する
掃除にも、心を落ち着かせる効果があります。家や仕事場を片付け・掃除するだけでも、気分が晴れやかになった記憶はありませんか?
私はうまくいかないとき、よく職場のデスクや自分の部屋を掃除しました。
ジンクス的なところもありますが、掃除した後は必ず仕事がうまくいきます。
無意識のうちに散らかった物のストレスを感じていたりするので、掃除は効果的ですよ。
旅行に行く
これは私が良くやったストレス解消法。仕事が休める前提ですが、私は仕事が嫌になったときに1人旅に出ていました。
旅行に出るといつもとは違う景色や食べ物、体験ができます。
そうすることで、心地よい刺激を感じられたり、1人で色々考えて気持ちを整理できる効果があります。
忙しくてもお金がなくても、思い切って旅行に出たときは後悔しませんでした。
ストレス解消だけでなく人生経験にもつながりますので、旅行はとてもおすすめな方法です。
眠れないときはどうする?
ストレスが原因で睡眠不足になってしまうケースもよくあります。睡眠は人間にとってとても大切なこと。
よく寝れないだけでも酷い場合はうつに繋がってしまいます。
眠れないときは、次のような行動をしてみてください。
眠れないときの対処法
・寝る3時間前までに画面を見るのをやめる
・寝る4時間前までに食事を済ませる
・ぬるめの湯船に15~30分浸かる
・寝る3時間前までに運動をする
・寝るときに深呼吸をする
これらは大体が一般的に睡眠に良いとされる行為です。組み合わせて行い、最初は効果を感じなくても数日続けることで効果が現れます。
それでも眠れないときは「4-7-8呼吸法」というのを試してください。簡単にできて、効果がある呼吸法です。詳しくはこちら。
ストレス解消しても限界なら環境を変えよう!
ここまでご紹介したストレス解消法を行なっても、限界がくることがあります。
そんなときは我慢せず、転職を考えましょう。
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