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”アート”の仕事はこれから必要不可欠な職になる

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アート思考、アートシンキング…”アート”を冠する用語が最近話題になっています。

私もアートに関わりある仕事をしていたり、アートや心に関する研究を少々行っている人間です。その中で、アーティストの方、大学の先生、NPO団体の方にお話しを伺うこともしばしば。

そういった研究や調査を進める中で「アートってこれからめちゃくちゃ大事だよね」と思うようになりました。

いえ、思うというか、人間にとって絶対に必要です。

それはなぜか?という疑問について考察していきたいと思います。

そもそもアートとは?から考える

日本でアートというと、「美術」とか「芸術」と捉えるのが一般的じゃないでしょうか?

「美術は苦手だった」「絵を評価されるのが恥ずかしかった」

という人も少なくないと思います。

 

ところが世界を見渡してみると、アートの認識が違うことに気づきます。

例えばイギリス。

イギリスでは、様々なアートが医療や日常で活用されています。

イギリスでいうアートはArts(アーツ)であり、単に「美術」ではなく、

写真、工芸、文芸、園芸、建築、パフォーマンスなど

その範囲は多岐にわたるそうです。

 

これらの概念をまとめて「Arts in Health」と呼ばれるそうで、

政府も介入して戦略的にアートを展開しているそうで驚きです。

イギリスはとくに進んでいるようですが、欧米だったり、お隣韓国でもアートを普及させる活動が進んでいるのです。

 

専門家からすると少し違う可能性もありますが、つまりアート(アーツ)とは、

「自分、もしくはなんらかの事を表現する行為」

全体を指すんだろう、と私は解釈しています。

アートで人間らしさを取り戻す

さて、そのアートがもたらす効果とは何でしょうか?

一言で言うと、

「人間らしさを取り戻す」

ことではないか、と考えています。

 

病院を例にとるとわかりやすいので、1つ例をあげてみます。

例えば長期入院患者の場合。

外出もままならず、息抜きの方法も限られている。

散歩ができればまだいいが、外に出れなければ自然に触れ合う機会も極端に少ない。

とくに昔ながらの病院というのは、基本的に白基調で、無機質な内装・デザインが多いですよね?

長期間、無機質な空間で暮らしていると、どんどん気分が滅入ってしまうのです。

 

ところで意識してあなたの身の回りを見てみると、身の回りには”生命”を感じさせるもので溢れていませんか?

人間には、自然環境を好ましいと感じる本能があるそうで、それは太古の昔から自然の中で暮らしていた人間の生命の記憶ではないか?と言われています。

窓から見える木々、空に浮かぶ雲、街行く人々の流れ、カラフルなインテリア

このような日常には、人間が本能的に好む自然のエッセンスが少なからず入っているはず。

 

ところが無機質な病院はどうでしょう?直線的な建造物だったり、無機質な空間…自然に存在しない”不自然”な空間と言わざるを得ません。

そんなところで過ごしていたら気が滅入ってしまうのも仕方のないこと。あなたも経験的にわかるのではないでしょうか?

これはつまり「人間らしい生活ではない」と思うのです。

そこで必要なのが”アート”です。

イギリスをはじめ、欧米では病院や公的な機関でアート活動を取り入れる所がとても多いそうです。

実は日本でも「ホスピタルアート」という、病院の問題をアートで解決することが行われています。

無機質な環境にアートが散りばめられることで、癒し、気づき、励まし、会話…様々な良いことが生まれます。

「普段は癇癪や自傷行為をおこす人が、静かに絵を眺めていた」

「絵画を前に会話が弾んでいた」

「自分が色を塗ったものが病院に飾られていて、みんなと繋がっている気持ちになった」

こういった効果が、アートにはあります。

ちなみにアートについてとてもわかりやすく、『腑に落ちる」本はこちら。

「なるほど、そういう風に考えればいいのか!」と目から鱗な良本でした。

あなたや身の回りの人も”不自然”になっている?

病院を例にして挙げましたが、不自然になっているのは入院患者だけでしょうか?

あなたや、身の回りの人でも、気分が乗らない、怒りっぽい、元気がない人、たくさんいないでしょうか?

厚生労働省の調査によると、日本の精神疾患患者はH26の時点で392.4万人に登ります(外来・入院患者合わせて)

同じ調査でH11は204.1万人とのことで、15年で倍近くになっているのです。

出典:精神疾患を有する総患者数の推移 厚生労働省

なぜこんなにも精神疾患の方が増えたのか?これは私の感覚ですが、パソコンの普及が1つ関係しているのではないか?と思っています。

Windows95が発売されたのが1995年(平成7年)です。その頃から、パソコンが急激に普及しはじめ、世の中は格段に便利になってきました。

反面、そういった画面に食い入るように向かうことで、目や脳が疲れてしまう。

また、社会が高効率になるに従い仕事でもどんどん効率化を求められ、人間にとって大切なコミュニケーションや共同生活なども、効率化によって排除されている傾向がある。

それまでのアナログさには何とか人間の脳も追いついていたけど、テクノロジーの進化に追いつけなくなってきた、という一面があるのだと思います。

Googleやトヨタがマインドフルネス瞑想(簡単に言うと、その瞬間に集中する、という瞑想法)を取り入れたのは、社員の生産性を向上させるのが目的だそうです。

これは、こういったテクノロジーの進化に対して、人間が順応していくため、”自然な状態に戻す”ためなんだろうな、と考えています。

今後アートがますます必要になっていく理由

私の住む長野県松本市の美術館にある、草間彌生さんのアートを施した自販機。アートは身の回りに溢れている

いかがでしょうか?不自然な世界で生きている人間にとって、自然なもの、自分を表現する場がとても大事だと思いませんか?

AI、IOTなどテクノロジーがものすごいスピードで発展していき、人々の仕事もどんどん減っていくと言われています。

アート、芸術は、人間が表現するからこそ意味や”味”があるものだと思うのです。

 

そしてアートの考え方は、色々な生きる場面で活用できると思います。

アートのことについて考えると、これからの世の中、アーティストはとても有望な職業だと思えてなりません。

ホスピタルアート、ヘルスケアアート、NFT、デジタルアート、書道、伝統工芸、工業デザイン…

ふと思いつくだけでも、実はアートの仕事は身の回りにたくさんあることがわかります。

もしあなたがアートの仕事をしたいと思っているのなら、アートの本質的な意味、あなたにとってのアートの意味を考えてみてはいかがでしょうか?

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