
「転職エージェントに勧められた会社、実はブラックだった…」
「『あなたにぴったり』と言われたのに、入ってみたら全然違う…」
転職活動をしていると、一度は「エージェントって嘘をつくの?」という不安に直面しますよね。
結論から言います。彼らは「真っ赤な嘘」をつくことは稀ですが、自分たちの利益のために「都合のいい真実」だけを話すことはよくあります。
私自身、高卒から大手企業のキャリアを歩む中で、多くのエージェントと対峙してきました。2026年、AIマッチングが当たり前になった今だからこそ知っておきたい、「エージェントの嘘」の正体と、彼らを賢く味方につける方法をお伝えします。
高卒から大手メーカーの開発職、そして現在は大手企業の新規事業部門で働き、企業の裏側を100件以上覗いた経験あり。うつ克服の経験から、メンタルを削らない「天職さがし」を考えています。
なぜ転職エージェントは「嘘」をつくのか?
彼らが嘘(あるいは誇張)をつく理由は、性格が悪いからではありません。
「ビジネス構造」に原因があるんですよね。
転職エージェントは、あなたが採用された際、企業から年収の30〜40%程度の「紹介料」をもらうことで成り立っていると言われています。

つまり、彼らにとっての「お客様」は、あなたではなく「採用企業」なのです。
営業ノルマが厳しい
決算期が近い
早く実績を作りたい
こうした状況では、あなたの人生よりも「今月の成約数」が優先されてしまうことがあります。
これが、「嘘」や「強引な誘導」が生まれる背景です。
よくある「エージェントの嘘」3つのパターン
2026年の今、特によく見られる手口をまとめました。
1. 「この求人は、あなたにしか紹介していません」
「非公開求人」という言葉に弱い人は多いですが、実際には他のエージェントでも扱っている一般的な求人であることがほとんどです。
「特別感」を演出して、他のエージェントへ流れるのを防ごうとするテクニックです。
私が何度もお世話になっているJAC Recruitmentさんは少なくともこういったことはなく、
「他にも検討されている方がいらっしゃいます」
と教えてくれました。
担当次第かもしれませんが、1社に絞らず情報収集するのが良いです。
2. 「内定を辞退すると、今後の紹介が難しくなりますよ」
これは典型的な脅しです。辞退の自由は法律で守られています。
「一度断るとブラックリストに載る」なんてことはありません。彼らは「せっかく決まりそうな売上を逃したくない」だけなのです。
3. 「現場の雰囲気は、とても風通しが良いと聞いています」

ここが一番の落とし穴で、私も何度も言われました。
しかし多くのキャリアアドバイザーは、実際に企業の現場を見ているわけではありません。
もちろん、ちゃんとしたエージェントは企業の採用担当としばしば情報交換したり、企業に足を運んでいます。
それでも営業担当からの又聞きや、企業のパンフレットにある「上っ面の情報」を話しているだけ、というケースも非常に多い。
個人的には、現場情報はopen workやSNSなどで地道に集めるのが良いかな、と思います。
2026年、AIエージェントの「嘘」にも要注意!
最近はAIが求人を自動提案してくれるサービスが増えました。
「AIだから客観的で安心」と思われがちですが、実はここにも罠があります。
AIは「過去の決定率」を学習すると言われています。
つまり、あなたが「本当に行きたい会社」ではなく、「あなたが受かりそうな(=エージェントが確実に利益を出せそうな)会社」ばかりを提案するようにチューニングされていることがあるのです。
AIはとても便利で参考にしても良いと思いますが、最後は自分の意志で決める、ということを大切にしましょう。
騙されないために!あなたが今すぐやるべき5つの対策
エージェントを疑うだけでは前に進めません。
大切なのは、彼らを「使い倒す」リテラシーを持つことです。
賢いエージェント活用術複数のエージェントを併用する:1社の言うことを鵜呑みにしない
「なぜ私にこの求人なのですか?」と深掘りする:根拠が薄い場合は要注意
OpenWorkなどの口コミサイトで「現場の声」を自力で探す
もし担当者の「ノルマの焦り」を感じたら、即座に担当変更を申し出る
「最後は自分で決める」という強い意志を持つ
特に高卒や未経験からキャリアを築こうとしている方は、「紹介してもらえるだけありがたい」と下手に出てしまいがちです。
でも、あなたの人生の主導権は、常にあなた自身が握ってください。
まとめ:嘘を見抜く目は「自分を信じる心」から

転職エージェントは、決して敵ではありません。
良い担当者に巡り合えば、あなたの市場価値を最大化してくれる最高のパートナーになります。
しかし、彼らも「仕事」でやっているということを忘れないでください
「相手の利益」と「自分の幸せ」は、必ずしも一致しない。
この「リアル」を知っておくだけで、嘘に振り回されることは格段に減るはずです。
もし今、エージェントの対応に違和感を感じているなら、それはあなたの「心のサイン」です。
一度立ち止まって、自分にこう問いかけてみてください。
「私は、この人を信頼して自分の人生を預けられるだろうか?」
少しでも「NO」なら、別の道を探す勇気を持ってくださいね。
あなたの転職が、心から納得できるものになるよう応援しています!
