「なんでわかってくれないんだろう?」「なんであんなこと言うんだろう?」
職場でそんな人間関係の悩みを持った経験、ありますよね。会社とはたくさんの価値観を持った人の集合体。他人のことを理解するというのはとても大変なものです。でも人間関係の悩みって、大きな問題ですよね?そんなときは「類人猿分類」という性格診断を行えば人間関係がスムーズになるかもしれません。筆者も職場の後輩指導で取り入れた性格診断、ご紹介したいと思います。
人間関係の悩みは尽きない
社会人、サラリーマンの1番の悩みはなんでしょうか?それは、人間関係です。様々な会社がアンケートを行いますが、人間関係の悩みは不動といっても過言ではありません。
社会に出ると、誰しもが新人。まずは上司、先輩との付き合いがはじまります。
「あの人はなんであんな言い方しかできないんだろう…」
「私のこと嫌いなのかな?」
私もこんな悩みが尽きませんでした。
後輩や部下ができたら、今度はそっちの人間関係もできます。
「なんで伝わらないんだろう?」
「何を考えてるのかわからん…」
世代が違うだけでも、思考が理解できなかったりします。
しかし、人間は誰しも他人。私は自分のことすらよくわからない時があります(笑)
人を理解するのって、それだけ大変なことなんですよね。
「類人猿分類」で他人を知ってみたらどうか?
そんなとき私がTVで見て関心を持った「類人猿分類」。
広島県でスーパーマーケット事業を行なっている「エブリイ」という企業がこの性格診断を取り入れ、赤字だった事業を連続増収につなげたのです。
類人猿分類による性格診断をし適材適所の人材配置をすることで、職場の雰囲気が改善し売り上げが増加したのです。
実際TVを見ていて感激したのですが、初めはうまくできない部下に対し、リーダーが叱る場面が多かった。しかし性格診断をしてからは、叱られっぱなしの部下に得意な仕事を与え、リーダー自身にも余裕が出てきたのです。
小さな積み重ねですが、何をするにも「雰囲気」はとても大切ですよね。たとえ大変な仕事でも、雰囲気さえよければ乗り越えられるものです。
では実際どのように性格分析をするのか、ご紹介します。
性格診断をどのように活かすか?
類人猿分類では、「オランウータン」「ゴリラ」「チンパンジー」「ボノボ」の4つの性格に分類されます。
たった4つの分類で、人間関係が変わったら苦労しない!と思うかもしれません。
しかし全ての人に同じ対応をするよりも、大まかな性格を把握して対応を変えた方が、人間関係がスムーズになる気がしませんか?
私は実際に、後輩に類人猿分類を行ったことがあります。
その後輩は仕事のチームのメンバーだったのですが、元気はあるがどうも仕事がうまく進まないタイプ。色んなトレーナーが上に就いては、手をこまねいていたのです。
類人猿分類によると、後輩は「ボノボ」タイプ。理論より感情で動き、寂しがりやで人とつながりたいタイプでした。
なるほど、コミュニケーションがとれない訳ではないが、悪く言うと論理的には考えられず感情に左右されます。
上司はこの後輩に、自分で問題を解決させようとしていました。しかし後輩にはそのやり方が向かない、と判断した私は「ある程度の仕事の方向性」を示してあげたのです。
この問題は、こういった感じで進めよう。この課題は置いといて、今はこの日までこれをやろう。といった感じ。
すると後輩は素直に話しを聞き、私が示した”方向”に向かって全力で仕事を進めたのです。
コミュニケーションをとりたがる後輩だったので、この方法は的中しました。後輩は少しずつ上司にも認められ「あいつは良くなってきた」と言われるように。
私はこのように類人猿分類で判断した性格をもとに、マイナスを避けてプラスを活かすように活用してうまくいきました。
もっと詳しく知りたい方は、類人猿分類の公式マニュアルも販売されていますので、手にとってみてください。
類人猿分類公式マニュアル2.0 人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ
「類人猿分類」はネット上で簡単にできる
類人猿分類は、精神科医の名越康文氏監修で、Team GATHER Projectという団体が作成した日本発の性格診断です。
診断は簡単。Team GATHER Projectのサイトで1分足らずでできてしまいます。
無料でできるので、やってみましょう。
スーパーマーケット「エブリイ」のように職場全体で性格診断を行えば、相互理解も深められて有益です。
全員が「みんなそれぞれ違うんだ」ということを認識すれば「なんであの人は…」ということも減っていくでしょう。
人間関係に悩むだけでなく、対策を考えてみよう!
人間関係はただ悩むだけでは解決されません。なぜそうなるのか?という部分を類人猿分類のような性格診断で知ることはとてもいい解決手法。
職場だけでなく色々な場面で活用できる「類人猿分類」、ぜひ診断してみてください!
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