「できる奴ほどうまくサボる」という話を聞いたことはありませんか?
サボる、といっても人によってイメージが違うかもしれません。
いいサボり、悪いサボり‥
でも、人間7時間も8時間もずっと集中なんてできませんよね?サボりを制する者は仕事・人生を制す!といっても過言ではないのです!
ではうまくサボる方法とはどんなものがあるでしょうか?
そもそも「サボる」と「休憩」の違いは?
「サボる」とは一般的に「怠ける」という意味で使われるようです。
一方で「休憩」は、単に休むこと。
言葉の意味はどうであれ、仕事中のサボりというのは、
・仕事をしないでプラプラすること
・トイレで寝ること
・席でネットサーフィンすること
こんな感じで色々ありますよね?
でも、サボっている本人が「いや、休憩中なんだよ」と言うなら、それは休憩なのかもしれません。
…と、くだらない議論はさておき、どうせサボるなら「効率アップ」とか「人脈形成」とか、自分や周囲の為になるほうがいいですよね?
私も色んな企業や先輩方を見てきましたが「上手くサボる人」ほど仕事ができたり、人望が厚かったり、人生を豊かに過ごしているな、と感じています。
では、サボらないとどんなことがおこるのでしょうか?
ここからの「サボり」は、あまり深く考えず「息抜き」くらいのニュアンスで捉えてください!
サボらないとどうなるか?
ここではサボらない人=ずっと仕事に集中している人とします。
もちろん、サボらないで仕事に没頭できていれば、それはいいことですよね。
しかし、例えば同じ姿勢でずっと仕事をしていると、血流が滞ってしまいます。
座りすぎで死亡リスクが上がるというのは、最近色々なメディアでも取り上げられているので、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
とくにデスクワークの人は座り続けることて、命にも関わる病気になるリスクが高まるということさえあります。
それだけでなく、ずっと同じことを続けたり、ぼーっと仕事をしていると頭の中に色んな事が浮かんできませんか?
別の仕事のこと、前に交通事故にあったこと、好きなアイドルのこと…
この状態はデフォルト・モード・ネットワークと呼ばれ、実は知らずのうちに脳のエネルギーを大量消費していることが、近年の研究で明らかになっています。
実は何か1つに集中しているときより、このようにぼーっと頭に色んなことがよぎる時の方が、脳が疲れてしまう。だから、定期的に脳も休ませてあげなければいけないのです。
そのためにも、うまくサボる。脳や身体を休めて上げたり、血液を流してあげることが重要なんですね。
うまくサボる&心身を休める方法
それでは、仕事中にうまくサボったり、心身を休める考え方をまずご紹介します。
仕事中に身体を休めるには、
・軽く目を閉じる(パワーナップならば尚良し)
・同じ姿勢を続けない
これをやるだけで随分効果があると言われています。
お昼休みに時間が取れる場合はパワーナップといって15〜20分ほど仮眠できるととても効果的。
そうは言っても、真面目な方ほど「そんなに簡単に休めない」と思う人も多いのではないでしょうか?
そこで簡単に心身を休める方法・考え方をいくつかご紹介します。職種によってできる・できないがあると思うので、あなたの仕事にあったサボりアイデアを取り入れてみてください。
席を立ち同僚に話しかける
とくにデスクワークの人は、たまに席を立ち、同僚に話しかけることです。
話す内容は、仕事の話題でもプライベートの話題でもOK。立ち上がることで身体をほぐすことができますし、疲れた頭もリフレッシュできます。
人は他人(嫌いな人じゃなければ)と話すことで脳が活性化することが様々な研究で明らかになっていますし、心身ともに良い効果があるのです。
更にはこういった「雑談」こそが社内の人脈を形成したり、仕事の重要なポイントが判明したりとメリットが沢山だったりします。
実際に「喫煙室コミュニケーション」から事業アイディアが生まれたとか、そんな話もあります。
移動する素振りでウォーキングする
これはある程度広いオフィスや工場などで仕事をしている人向き。あくまで仕事のふり(会議に行くなど)をして、ウォーキングしてみるのです(私がよく使う手段)
このとき、マインドフルネス(歩行瞑想などとも呼ばれる)の要素も取り入れると、よりいっそう脳を休める効果があります。
あまり難しく考えず、歩いている足などを意識するだけでも良いそうです。
「右、左、右、左・・・」などと歩行に集中することで、脳が休まると言われています。
興味のある方は動画を見てやってみてください。メンタリストDaiGoさんの説明が個人的にはわかりやすく、おすすめです。
https://www.youtube.com/watch?v=nw_cjnVdnGM
トイレにこもる
これは鉄板ですね、やっている方も多いのではないでしょうか?(やりすぎ注意)
「ふざけるな!」と思った人もいるのかもしれませんが、ずっと仕事をし続けて効率が落ちるのと、ほんの少しリラックスして仕事を効率よく終わらせるのと、どちらがあなたと会社にとって良いのかは明白ではないでしょうか?
ちなみにこのとき、スマホをいじったりするのではなく、目をとじてみたり、軽くストレッチすると休憩の効果が増します。
目を数十秒閉じるだけでも脳はある程度リフレッシュできるそうですから、そのためにトイレに少しこもるくらいなら会社側としても問題ないでしょう。むしろ、適宜休憩できる社員の方が望ましいはずです。
マインドフルネスなどエビデンスを元に効果的に休憩したい方には、禅僧で精神科医の川野泰周さんの著書 「「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方」がおすすめです。とてもわかりやすく具体例も載っていますので、ぜひ読んでみてください。
サボりを極めて、仕事&人生を豊かにしよう!
「サボり」はネガティブな言葉にも聞こえますが、生きづらい現代のような世の中こそその実践が必要だと思います。ただでさえ日本人は生真面目と言われますし、メンタル不調になってしまっては遅いです。自分をもっと大切にして、息抜きしながら生活、お仕事していきましょう!